でも自分で選択できる状況でない時もたくさんある
そう思ってた
でも本当はそんな事はない…
選択できないって決めているのは自分だから
どんな状況になってもそれは全て自分が選んで決めて生きてきた結果
自分では選択できなかった…こうするしかなかった…
それは自分以外のせいにして自分から逃げているだけ
ただの自分への慰めでしかない…
あの時はそう思えなかったんだ
会社を辞めて芸能活動を頑張ろうと思った頃パパが、さらにママの体の調子が悪くなって食事療法が必要になった
昔は共稼ぎで両親があまり家にいなかったからお手伝いさんがいて育ててもらったし、家事もやってくれていた
でもお兄ちゃんが死んで倒産して…
引越しもあったしみんな大きくなってきていたからお手伝いさんは辞めてもらったんだ
それから今までやった事のなかったママがやらなくてはならなくなったけど…
時間はないしできないしで食事は外食になった
だから私が会社で働いていた時休みの時はいつも実家へ帰りたまっている洗濯や掃除や料理をするようになった
でも手料理が食べられるのは1ヶ月にしたらほんの数回だけ…
主に外食ばかりの生活が数年続いたのが原因でパパとママの体はおかしくなってしまったんだ
だから会社を辞めてからさらに家の家事をやらなくてはいけない状況になった…
会社に勤めていた時からそんな数年だったから実家は私にとって寛ぎの場でも帰る所でもなく…
いつも元気に仮面をかぶるいい子でいるための仕事場
だから仕事を辞めて家の家事をやらなくてはならなくなっても、実家には住めなかったんだ
自分の帰る場所ではなかったから…
実家の傍であえて一人暮らしを始めた
私は高校を出てからほとんど実家では住んでいない
イギリスから帰ってきて住もうと思えばいくらでもできた
でも実家にいるのは疲れるから…
でもやっぱりいつも寂しかった
一向に慣れない…一人の寂しさ
でもその寂しさを作ったのは全て自分
家族の前で素直になれずいい子の仮面をかぶるようになったのも全部自分のせい
あの時はお兄ちゃんの死や倒産や家庭環境のせいに、考えた事はなくても心のどこかでしていたんだ…
自分っていうものがなかったから
しなくてはいけなくはなかったはずだったんだ…
しなくてはいけないって本当は自分から逃げていたんだ…



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